CBR250RR 製品開発テスト~IKAZUCHIスリップオン編~
みなさんこんにちは!
普段WEBサイトやFacebook等をご覧になられている方などは知っている人が多いと思いますが
TRICKSTARではCBR250RRをインドネシアから一足早く入手して新型CBRの製品開発に日々取り組んでおります。
1月某日新型CBR用のIKAZUCHIスリップオンマフラーの仕様がほとんど決まり、実走での評価をすべくSPA西浦サーキットにてテスト走行を行いました。
テストライダーは初代AP250チャンピオンの山本剛大選手が担当。
マフラー以外のノーマル車からのの変更点は製品のポジション確認のためにハンドル、バックステップ、FRP製のカウル、タイヤをα13SPのみ
市販車になるべく近い状態で走行をしました。
初めて走る西浦の逆回りの走行ということもありコースになれるまでは試作品のフルエキをベースにサイレンサーの仕様違いのテスト、フルエキのパイプ違いのテストを行いました。
コースにも慣れタイムが安定してきたところでフルエキの一番感触のよかった仕様を入れて走行、フルエキの最終的なタイムは59秒9
スパ西浦の山本選手のNinja250のJP250仕様でのタイムは58秒5、正回りのタイムなので参考にするのは難しいですがサスもECUも変わっているJP250仕様から1秒4落ち
ほとんど市販車状態だということを考えるとCBR250RRのポテンシャルの高さを実感します。
乗っていた山本選手もNinja250には無い旋回性の良さ、フロントの安心感、など車体の良さをコメントしていました。
次にIKAZUCHIスリップオンとIKAZUCHIフルエキの比較テストを行いました。
スリップオンでの乗り出しのタイムは1分00秒1
フルエキと比べると若干のパワー不足は感じるが扱いやすく、エンブレが少なくなりコーナーへのアプローチがしやすくなったためタイム差があまり出ませんでした。
その後スリップオンのサイレンサー違いをテストして一番パワーの出る組み合わせを見つけました。
なんとフルエキのタイムを大きく抜きました!!
最終的な仕様でもストレートでのパワーはフルエキに若干劣るがアクセルを開けていく時の扱いやすさ、マイルドなエンブレがスパ西浦のようなショートコースではうまくマッチし乗りやすさがタイムアップにつながるという結果になりました。
今回のテストで新型CBR用のIKAZUCHIスリップオンマフラーの仕様がほとんど決まり、
サーキットから戻りすぐに最終的な仕様でのパワーデーターを計測しました。そのデーターがこちらです。
35馬力!!ノーマル比で1.2馬力UPそして全域でパワーアップしています!!IKAZUCHIサイレンサー恐るべし!!
ノーマルの市販車状態で約34馬力あるCBR250RRも驚きですね!!
次回からはCBR250RRレーシングフルエキIKAZUCHIのテストを鈴鹿サーキットなどのロングコースで本格的に開始していきます!!
同時にバックステップ、スライダー類、フォークスプリング、イニシャルアジャスタなどのハードパーツも開発していますので、こちらの情報も少しずつアップしていこうと思います
次回CBRブログをお楽しみに!!